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5月のおすすめ本たち - 「心の鍛え方」から「幸福の設計」まで

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もう6月も半ばですが、、5月に買った本、読んでいた本をまとめてみました。どれも面白いのでぜひお好きなものを読んでみてください!

 

ラグビー日本代表を変えた「心の鍛え方」

W杯で歴史的偉業を成し遂げたラグビー日本代表の「メンタルコーチ」だった著者が、チームを実際どうサポートしたかを心理学の裏付けと共にまとめた本で、学びが凄いです。ビジネスでもメンタルのコンディションをいかに整えるか、というのは最近注目されてきてますが、その点からもおすすめ。

ラグビー日本代表を変えた「心の鍛え方」 (講談社+α新書)

ラグビー日本代表を変えた「心の鍛え方」 (講談社+α新書)

 

 

New Scientist 起源図鑑 

恵比寿の有隣堂が大好きなんですが、陳列されているのを見てとても面白そうだったので購入。銀河、生命、睡眠、貨幣、文字、時間、インターネットなどなど、色々なものの起源を「科学の視点」からきちんと説明していて勉強になります。子供に聞かれた時にきちんと答えるためにもぜひ!

New Scientist 起源図鑑 ビッグバンからへそのゴマまで、ほとんどあらゆることの歴史

New Scientist 起源図鑑 ビッグバンからへそのゴマまで、ほとんどあらゆることの歴史

  • 作者: グレアム・ロートン,ジェニファー・ダニエル,佐藤やえ
  • 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発売日: 2017/12/14
  • メディア: 大型本
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ウェルビーイングの設計論

マインドフルネスが欧米でやたらと盛り上がっているように、テクノロジーはどんどん進化するけど、それってみんなの「幸福」につながってるの?というテーマは最近注目されています。この本は、その観点から様々な分野の研究を学際的にきちんと整理した上で、現場への示唆も与えてくれるので有益です。ちびちびと読み進めてます。

ウェルビーイングの設計論 ―人がよりよく生きるための情報技術

ウェルビーイングの設計論 ―人がよりよく生きるための情報技術

  • 作者: ラファエル A.カルヴォ& ドリアン・ピーターズ
  • 出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社
  • 発売日: 2017/04/18
  • メディア: Kindle版
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組織行動

私が愛する本屋のひとつ丸の内の丸善で購入しました。モチベーション、日本と欧米の人材マネジメントの特色、リーダーシップなどこの分野の主要な論点を分かりやすく論じていて面白いです。最近日本でも「ティール組織」がバカ売れしていますが、現在の経営の最重要の論点の一つはこの「組織設計」の部分なので、その点から有益かと。

組織行動:理論と実践

組織行動:理論と実践

 

 

日本軍兵士

ガダルカナルでの敗北以降に兵站が完全に崩壊し、戦史上異例なほど高い餓死率となったことなど、客観的なデータをもとにした歴史家の淡々とした記述が、先の大戦の悲惨さを浮き彫りにしています。一度きちんと読んでおきたい本です。

「310万人に及ぶ犠牲者を出した先の大戦。実はその9割が1944年以降と推算される。本書は「兵士の目線・立ち位置」から、特に敗色濃厚になった時期以降のアジア・太平洋戦争の実態を追う」

日本軍兵士―アジア・太平洋戦争の現実 (中公新書)

日本軍兵士―アジア・太平洋戦争の現実 (中公新書)

 

 

スターバックス成功物語

スターバックスの創業者ハワード・シュルツの自伝ですがやはり面白いです。シアトルでスターバックスと出会って衝撃を受けて、そこに人生を賭けていくところが情熱に溢れていていいです。彼の情熱と実行力、タフさが好きなんですよね。あと、シュルツが将来事業をスケールさせるビジョンを持っていて、事業の成長に合わせて必要となる大企業の経験者を迎え入れていくところなど、情熱だけでない経営者としての力量を感じて学びがあります。 

スターバックス成功物語

スターバックス成功物語

 

 

意思決定の心理学

この本も少しずつ読んでますが、心の機能を、情動を司る「速いこころ」と理性を司る「遅いこころ」の2つの観点から捉えて、意思決定の仕組みをその両者が絡み合うメカニズムから整理しており面白いです。認知療法のモデルもこれがベースなんだなと。おすすめ。

意思決定の心理学 脳とこころの傾向と対策 (講談社選書メチエ)

意思決定の心理学 脳とこころの傾向と対策 (講談社選書メチエ)