グローバル経営の極北

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今週のおすすめ本 - 1/30~2/6 「132億円集めたビジネスプラン」「職場の人間科学」他

1/30~2/6にツイッターで紹介した本のまとめです。経営者本多めですが、やはりどれも面白いです。

132億円集めたビジネスプラン 熱意とロジックをいかに伝えるか

132億円集めたビジネスプラン 熱意とロジックをいかに伝えるか

 

 ライフネット岩瀬氏のこの本はやはり良書で、起業だけでなく事業計画立てる上でも改めて頭の整理になる。ここまで具体的に資金調達から起業に向けての資料と経緯を書籍してくれたのはありがたい。「熱意とロジック」というのがポイント。

財務マネジメントの基本と原則―これ一冊で「使えるファイナンス」の真髄が身に付く

財務マネジメントの基本と原則―これ一冊で「使えるファイナンス」の真髄が身に付く

 

 未読ですがKindle 40% OFF中でお得。レビューを読む限り、実務で使いこなす上で有益な本のよう。

チームが機能するとはどういうことか ― 「学習力」と「実行力」を高める実践アプローチ

チームが機能するとはどういうことか ― 「学習力」と「実行力」を高める実践アプローチ

 

 こちらもKindleセール。グローバル経営においては、メンバー間のコラボレーションをどう促進していくかが鍵になってきており、その文脈で非常に面白そうな本。私も買いました。

スターバックス再生物語 つながりを育む経営

スターバックス再生物語 つながりを育む経営

  • 作者: ハワード・シュルツ,ジョアンヌ・ゴードン,月沢李歌子
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2011/04/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • 購入: 2人 クリック: 79回
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 経営者本はどれも面白い。その中でも、スターバックス創業者のハワード・シュルツがCEO退任から復帰、スタバの改革までを描いたこの本は特に好き。ビジョンを改めて練りこんで、情熱を持って現場を変えていく姿はこちらも熱くなってくる。

フェイスブック 若き天才の野望

フェイスブック 若き天才の野望

 

 この本も面白い。ザッカーバーグがFacebookで実現したかった初期衝動に忠実であり続けていることがよく描写されてる。投資家とのやり取りや人材の登用など起業における現実的な困難も丁寧に取材されていて、さすが米ジャーナリストという出来。

現代思想のパフォーマンス (光文社新書)

現代思想のパフォーマンス (光文社新書)

 

 小津安二郎の「お早う」にレヴィ・ストロースの思想を読み込み、「お早う」という日常の挨拶から関係性が穏やかに立ち上がる様を見事に論じた、内田樹氏の文章は本当に絶品なのでオススメ。

「どちらへ?」と問いかけるものは目的地を訪ねているのではない。そうではなく、これは「どこへ行かれるにせよ、あなたの歩みに天の恵みがありますように」という祝福のことばを贈るための修辞的な問いなのである。だからこの問いに対しては「祝福をありがとう」という感謝を込めて「ちょいと西銀座まで」と答えるだけで足りているのである。
「お早うのコミュニケーション」p274

職場の人間科学

職場の人間科学

 

 これは必読本。センサーを使ってコミュニケーションを定量化し、そのデータをもとにどういったコミュニケーションが組織の生産性を高めるか、という実践まで持っていくところが非常に面白い。対人コミュニケーションの重要性が強調されるとともに、チーム内のメンバー間のコラボレーションがいかに重要かを説得力をもって示している。

V字回復の経営―2年で会社を変えられますか (日経ビジネス人文庫)

V字回復の経営―2年で会社を変えられますか (日経ビジネス人文庫)

 

 日本で仕事する人ならすべての人が読むべき、と言いたくなる名著。この本については改めて長文できちんと論評したい。

渋谷ではたらく社長の告白〈新装版〉

渋谷ではたらく社長の告白〈新装版〉

 

 日本人経営者の書いた自伝でもやはりこれが一番好き。働き始めて以来折にふれてこの本を読んでいる気がする。自分の置かれた境遇や成長度合いによって様々な捉え方ができる。藤田氏は経営者ではめずらしく、きわめて「文学的」な文章を書く人と思う。

起業家 (幻冬舎文庫)

起業家 (幻冬舎文庫)

 

 藤田氏は「起業家」もやはり面白い。アメーバブログへの徹底的なのめり込みと取り組みで念願のメディア事業を立ち上げ自社を変革していく様子がリアルに描かれる。「孤独、憂鬱、怒り、それを3つ足してもはるかに上回る希望」の言葉も響く。

FAILING FAST マリッサ・メイヤーとヤフーの闘争 (角川書店単行本)

FAILING FAST マリッサ・メイヤーとヤフーの闘争 (角川書店単行本)

 

 Yahooが窮地のいま、メディア、ITなど各業界の著名な経営者がことごとく立て直しに失敗し、そしてマリッサ・メイヤーも苦戦し続けている、Yahoo経営苦難の歴史をうまくまとめたこの本はおすすめ。とても面白い。

 エディ・ジョーンズのコーチングはビジネスにおいても非常に参考になるので意識的に勉強している。マネジメント手法、サイエンスやデータの取り込み、選手とのコミュニケーション、など現代経営における大事な論点が詰まっている。