グローバル経営の極北

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育児と仕事どっちを取る? ジレンマにどう向かい合うか

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育児と仕事に追われる毎日

あらためて強調したいのは、育児と仕事の両立はほんと大変だということ。

私の場合だと、平日は朝は保育園まで娘を送り、夕方6時には会社を飛び出して、奥さんと協力しながら夜ご飯やお風呂、寝かしつけまで慌ただしい。さらに、娘を寝かしつけた後に仕事するけど、頭使う仕事はやはりなかなかしんどくて、結果として仕事は遅れがちになる。

土日も朝からやることはたくさんある。お風呂掃除して、床拭いて、子供と遊んで、夜ご飯作って、お風呂入って寝かしつけて。朝から晩までなかなか気の休まる時はないし、仕事できる時間もほとんどない。

あと数年もすれば子供の手間もかからなくなるだろうけど、我慢、というのもそれはそれで結構疲れるものだ。さすがに40歳にもなると忍耐力はついているけれど、これが20代であれば精神的にうまく捌けなかっただろうなと思う。

幸か不幸か、私はいまはキャリア的に攻める時期でないからいいけれど、もし勝負所だったら仕事と育児のどちらに集中するかの悩みは深かっただろう。

どっちを取るかのジレンマ

ネット含めたメディア上では極端な見解ばかり取り上げられるけれど、仕事と育児のジレンマに苛まれながら、現実的な解を模索してる普通の人の話がもう少し共有されればとは思う。あと、そのジレンマは「結果的に」女性の方が多く抱え込んでることも。

私は別に単純な女性擁護派ではないけれど、自分が仕事と育児の両方を抱え込んでみると「ああこれは素直に言って大変だし、何よりどちらを頑張るかのジレンマに苛まれて精神的に辛い」というのが本音なので、そういう状況に置かれた人への共感がある。

仕事で成果出すには、精神的な壁をどう乗り越えていくか、っていうところが非常に重要な要素になる。強く動機付けされ、襲ってくるストレスをうまく捌けるなら努力をし続けられるし、それが成果に繋がることは多い。

なので、仕事&育児で大変なのは、育児の「マネジメント」で徐々に精神的に削られていくこと。その疲弊が、仕事への動機付けを弱めていき、結果的に仕事のパフォーマンスにも影響してくる。

前職は部下や同僚にお母さんがとても多かったのだけれど、まさにそういう感じだった。今ならその感覚はすごくよくわかる。

超長寿時代に備えて

一方で、育児をきっかけに会社勤めを辞めて、自分の関心に沿ったスモールビジネスを始める女性がいるけれど、これはポジティブな側面と言えると思う。

私は、会社勤めは嫌いじゃないので辞めたりはしないけれど、自分の関心に沿った活動を仕事と並行してするのがいいかなと思い始めている。「ライフ・シフト」での議論のように、人生が非常に長くなっていることへの準備は必要になってくるのは間違いないからだ。

政府もじわじわと本腰あげはじめているし、企業もさすがに対応せざるを得なくなってるけれど、副業やNPO的活動、もしくは趣味など、複線的な活動モデルが理に適ってる時代が日本でも遂にきたんだなと肌感覚として思う。既に成長セクターの企業以外は大きな売上成長は見込めない時代にはいっており、その点からもこうした流れは合理的と言える。

育児と仕事の両立、というのは、そういった時代の変化も含めて、なかなか奥深い論点を含んでいるなと思う次第。

 

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